ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

シンエヴァンゲリオン劇場版:||鑑賞

ほたすけくんがおおはまりした「エヴァンゲリオン」。小学生低学年でTVシリーズはもちろん、旧劇および新劇もすべて鑑賞済み。ついでに「シンゴジラ」も大好き。ようやく公開になった「シンエヴァ」も楽しみにしていたようで、受験の最終追い込み中に公開の予定だったので、終わったらすぐに観に行こうと言っていたところが延期となって、落ち着いてみられるようになったのは幸いでした。

dikはリアルタイムでシリーズを観ており(第七話からという微妙な回だったのがまた思い出です)、最終回あたりで深夜の考察ラジオを聴きとおしたり劇場でガッカリしたりゲームを楽しんだりとまさに黄金のエヴァ世代。なので逆に冷めてしまい、新劇は「どうせ再構成でしょ」と見に行くこともしませんでした。そこへほたすけくんのエヴァ熱が来て、改めて新劇(TV放送)で戻ってきたクチでした。

仕事が少し開いたこの日、イオンシネマ新百合ヶ丘の最終回でまだいい席が空いていて、ほぼ同時に帰宅したほたすけくんと妻の了解を取って席を確保、17時から3時間の長丁場を公開三日目で鑑賞することができました!結果から言うと大満足でした。

世の様々なサイトに考察など書かれているので詳細はお任せしますが、25年の間にいろいろあったエヴァに関する出来事がこの映画で確実に終わった、という清々しい気持ちになりました。「旧劇」や「新劇:Q」のモヤモヤをすべて晴らしてくれたという意味で最高のファンサービスだったかと。

ただそれでも謎はたくさん残っていて、公式には解かれない点も多そうです。いろいろな考察を見てから、少し時間を空けてまた観に行きたいと考えています!

ここからはダラダラと、現時点で考察サイトに書かれていなそうな内容をいくつか。相応にネタばれあるので未鑑賞の方はここで戻ってください。

とにもかくにも、「新劇:Q」に続いて「ふしぎの海のナディア」ファンへのサービスがいくつかあったのがdikとしてはうれしかったです。いきなり冒頭のパリのシーンですからね...「ナディア」の最初と最後の舞台であるパリで、エッフェル塔を使って攻撃するところなどはゾクゾク来ました。「新劇:Q」でも戦艦シーンなど音楽のいくつかがナディアのもので、庵野監督はナディアファンを捨ててないと再認識したのですが、ここでも使ってくれてうれしかったです。ネモ船長(大塚さん)の声も懐かしかったです!どうせなら永遠の17歳(おいおい)さんも居てほしかった(笑)。各考察でも書かれているように「ヴンダーのクルー」の扱いが酷いという結果になるんだったら、ノーチラスクルーのオマージュだらけにしたほうがdikとしてはうれしかったかも(無理は承知)。結局ネモ船長(艦長?)もミサトさんも同じ...(以下自主規制)。

まだモヤモヤしているのが、「ニアサード」と「サード」の違い。時間的にそれほど差はなさそうなのですが、敢えて描かなかったような気がします。あと「ファーストインパクト」の説明がなく、物語の始まりだった「セカンド」を「ファースト」と勘違いしている考察も多そうです...結論からすればどうでもよい気がしますけど(苦笑)。

最終シーンでシンジの声優が変わったことに批判が多いようですが、dikとしては観客に「成長」を印象付ける最大のインパクトになったと考え、肯定的に捉えました。しかもヒット作の申し子ですからね...一瞬でわかった自分が恨めしい(笑)。

dik個人の意見としては、考察で花盛りとなっているTVシリーズや旧劇との関係性は正直どうでもよく(劇中では明確に語られないので)、新劇4部作としての完成度に満足しています(謎だらけだった「Q」のほとんどの謎が解説されていた)。その意味で、ほたすけくんの感想は「平和な世界で終わるのが良かった」とのこと、これがdikの言葉を代弁していました。絶対的だった親はいつからか客観視できる存在になり、子は親を超える日が来る、「成長」した(人の親となった)自分がこの映画から教えられた一番のメッセージでした。

ありがとうエヴァンゲリオン、続きは「シン・ウルトラマン」で!