ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

地域批評シリーズ「東葛」

これでいいのか千葉県東葛エリア (地域批評シリーズ日本の特別地域 14)
地域批評シリーズは、「横浜市」と「川崎市」、あと「大田区」とdikに関係するところはコンプリートしているわけですが、「横浜市2」の広告を見たらなんとdikの生まれと育ちの故郷である「東葛飾エリア」が入っているではないですか!昨年7月に発売されていたようですが、こっちに住んでいたので気付かなかったわけで。早速在庫を当たって、紀伊国屋書店新宿店にて購入しました。
かなり編者陣の主観の入った辛辣な言葉が並ぶシリーズで、dikの目から見ても明らかに事実と違うことが平然と書いてあったり(まぁ誤植レベルですけど)するのですが、この本についてはかなり柔らかくなった感じで、基本的には肯定的に書かれていました。どちらかというと住んでいる人は知っていることばかりで、つくばエクスプレスのおかげでベッドタウンとして新たに再認識されているという意味でかなり「住むにお勧めの土地です」感がにじみ出ている感じ。そういう意味で、現地民(やdikのような出身者)にも、読後感が爽やかな印象となってます。
ネタばれですけど、結論から言うと、人口や発展具合も浦安・市川・船橋軍団(葛南地区)には及ばないが、歴史ある松戸は経済的に停滞だがアイデンティティのある街(宇宙飛行士の山崎さんの話題まで触れられてました)、商業都市柏は立地的に発展性が完璧で中心街においてここまで順調に開発・再開発と来ており、新開発地区の現状は「?」だがつくばエクスプレスが与えるこれからの影響は計り知れないというわけで全体的には将来は明るい地区である、と言った当たり前の事実が書いてあった感じでした。出来れば、dikの育った元沼南町地区も書いて欲しかったですが...編者陣が基本的に公共交通機関を使って取材しているようで、さすがに大津が丘までは足を伸ばせなかったようです(苦笑)。
で、そういえば新刊の「横浜市2」ですが、言及する範囲を「横浜市」から広げたことで焦点がぼんやりしていました。読み物としては「横浜市」の方が面白かったですが...誤解を呼びやすいのもそっちですかね(苦笑)。
これでいいのか横浜市2 (日本の特別地域特別編集)