ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

田園都市線大混乱

この日、遂に田園都市線が本性を現しました。「雪のため間引き運転」という完全に間違った選択をした東急電鉄のおかげで、一駅間20分以上をかける各駅停車運行という悲劇が引き起こされました。通常25本/時間が運行されるはずの電車がたった4〜5本/時間に減らされたわけで、大混乱に陥って当たり前です。始発の中央林間や長津田で既に満員になった電車が各駅でドアごとに数人を乗せて、そのまま駅に20分停車。待ち行列はドア前からホーム、階段、改札、通路、ロータリー、歩道、仕舞には他社線の改札、ホームとどんどん伸びていく(当然現場を見てあきらめて霧散する人もいたはずなのにこの大行列...みなさん本当に我慢強い!)という、少し考えれば起こって当然の惨状。SNSでの例えは怒りを通り越して笑いとなって、「地獄絵図」はもちろん、「ディズニーランドのアトラクション」、「たまプラーザ万博」、「ここは冬コミ」と揶揄されてしまいました(頭にきているので敢えてSNSまとめサイトをリンクして記録を取っておきます)。帰宅すると妻がその事実を全く知らなかったということから、これだけの大事件なのにメディアでは単なる雪のための遅延と紹介される程度というのが、巻き込まれた当事者としては怒りを感じます。

dikはどうだったかと言うと、バスでたまプラーザに7:20に到着後(普段より自宅を30分早く出て、バスを一本やり逃すだけであっさり着きました。車送迎が少なかったからですね)、下り線限定で改札が開いていたので滑り込み、あざみ野から市営地下鉄に乗って迂回しようと考えていたのですが、あざみ野駅改札が市営地下鉄入り口に向けて改札前から行列だった(&振り替えもやってなかったです。たぶん)ので諦めて上りホームに登って、7:30から9:00までをホームの待ち行列で過ごしたわけです(あとは想像の通り...)。午後に海浜幕張へ出張だったので家に戻ることもできず進軍あるのみという状況だったので、諦めず6本くらいをやり過ごして、圧死寸前の電車に乗って、仕事場には2時間強の遅れで到着しました(当然、出社は田園都市線族が誰よりも遅かったです...もちろん武勇伝を言わされるわけですけど)。
前々からdikが主張している通り、田園都市線は限界です。ホームドアとか細かい投資ではなく(増してや4ドアに戻すなんて言語道断)、本格的に複々線化が必要だと考えています。大井町線をたまプラーザ(この際もう鷺沼でもいいです)まで早く伸ばしてください。年に一、二回の大遅延のために投資するのはいかがかと言う人もいるかもしれませんが、連日の定時運行は現場の職員&乗客の微妙な協力の上でバランスよく保たれているだけで、ちょっとした綻びで大きな遅延を引き起こす状況は日常化していますし、沿線人口も増えていますよね!
この日の対応としては、起こってしまったことは仕方ないにしても(風雪がさらにひどくなる可能性もあったわけで)、東急電鉄発で「田園都市線は大混乱のため利用はお控えください」とメディアに向かって大々的に発信してもらっていたら、かなりの人が救われたのではないかと考えます。田園都市線がここまで酷い路線であることを世に知らしめたくない、ということでしょうか?もうちょっと現実を考えて対応してもらいたいです。