Roman／Sound Horizon
11/21の日記に11/22発売のフライングゲット作品を並べましたが、この日の本命はこれ。ネット予約していたのでフライングゲットは出来ませんでしたが、発売日にTOWER RECORDSからちゃんと届きました。
もったいないので金曜日にまとまった時間をとるまで封印し、この週末に解禁しましたが...改心の作品でした！冴え渡る絶品のRevo節に、有名声優を従えた名のあるリードボーカルの歌声が響きます。が、Sound Horizonのアルバム作品で注目すべきはメロディというよりはやはり作詞。
今回は作品名である「Roman」とは何かを問いかけつつ、世界観を一つにしたそれぞれが関連している視点で描かれた話になっています。今までより世界観が統一されている感じで、適度にスケールが小さく登場人物の生き様や人間関係を少し寂しげなト書きとともに描かれているさまがdikの好みです。第二期（シングル「少年は剣を…」から）から世界観をリセットしている（とdikは思ってます...違うのかな？）ので、これからの物語の展開も楽しみです。その意味で、今までSound Horizonを聴いたことのない人には絶対のお勧めです。前述の通り説明調の台詞がかなり入りますが、詞が増えれば増えるほど独特の世界観への興味が広がる感じで、行間の想像も楽しいです。歌詞カードとにらめっこしながらじっくりと聴き入ってみてください。気に入るかどうかは別にして、絶対に感じる何かがあるはずです。携帯プレーヤのランダムプレイや、カーオーディオで運転しながら雑音の中で聴いているだけで終わりでは、あまりにも勿体無い作品です！
内容はネタばれになってしまいますので書きませんが、dikのお気に入りは（メロディ含めて）、ラストに向かって曲調を変えながら盛り上がっていく（Revoさんの常套手段ですが（笑））5曲目の「星屑の革紐」、歌詞も旋律も美しい（笑）8曲目の「美しきもの」、それから今回も抜群の存在感のJimangさんの説得口調に惹きこまれそうな10曲目の「黄昏の賢者」といったところです。あと、ラストの11曲目は反則（笑）。そこまでの10曲を前に聴いたら、これは誰でも泣きます...。
にしても、上にも書きましたが、（声優にはそれなりに詳しいと思っているdikが）クレジット見るまで気付かなかったというのも凄いですが、有名声優が「Voices」扱いで勢ぞろい...。アニメの世界の第一線は引退している飛田展男さんや大塚明夫さん、深見梨加さんや日高のり子さん、皆口裕子さんはあたりは（なんとなく）わかりますが、現在第一線で活躍する保志総一郎さん、緑川光さんにゆかなさん、田村ゆかりさん、能登麻美子さんあたりがチョイ役で出ているあたり、とんでもない作品ですね...あと前の作品から目立っている（笑）若本規夫さんも。言っときますがこれドラマCDじゃないですからね（笑）。
