ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

至仏山踏破

会社のvram128kメンバの有志にて、遂に本格登山へ。目的地は日本百名山に名を連ねる名峰、尾瀬至仏山。dikとしては一昨年に三条の滝、昨年燧ケ岳を制覇してますので、至仏山を制覇すれば尾瀬はほぼ行きつくしたことになるかと思って、随分前から計画してました。...が、7月下旬になっても梅雨が空けていないので、雲や雨も覚悟の上での出発でした。ちなみに、このメンバとは昨年同じ時期にニッコウキスゲを鑑賞尾瀬ヶ原に行ってますね。
以下行程(登山中の時間はうろ覚えですが...)。

3:00自宅発→4:30東京発→7:20並木駐車場着→(バス)→7:50鳩待峠着

(徒歩)
 8:00鳩待峠→9:30オヤマ田代→11:00小至仏山頂→11:30至仏山頂着
 12:10至仏山頂発→13:10山ノ鼻研究見本園→13:30山ノ鼻着
 13:50山ノ鼻発→14:30鳩待峠着

14:45鳩待峠発→(バス)→15:30並木駐車場発→16:00花咲の湯着
18:00花咲の湯発→21:00松戸駅解散

事件簿

    • 燧ケ岳へ行った際には自宅発23:00というかなり無茶をやりましたが、それ以来の無茶な時間。前日わざと打ちっぱなしに行って体を痛めつけて寝付こうとしたり努力はしましたが...結局は2時間ぐらいの睡眠時間で見切り発車でした。
    • 普段は尾瀬戸倉スキー場に駐車するんですけど、この日は空いていたのかその手前の並木駐車場に駐車できました。まぁいつもより朝早く着いたからか、と思っていたのですが...実際のところこの日は空いてたんですよね。夏休みの最初の週末でしたが、天気予報も悪かったので人出はあまりなかったようです。
    • 天気予報は曇。このあたりでは一番天気の良い日を選んだのは確かなのですが、東京出発時点で雨、その後もずっと曇...、が、関東平野を抜けて赤城高原を越えるころには晴れ始めて、片品に入ったら見事に晴れ!しかも尾瀬方面に青空。本当に、このメンバで行くと信じられないくらいの運の強さです。後で聞いたらやっぱり東京方面は天気は良くはなかったそうですし。
    • 並木駐車場からタクシーで鳩待峠まで。それから簡単に準備体操をして、登山者カードに記入していざ至仏山への登山道へ。燧ケ岳の登山道と比べても初級者向けということで、徐々に高度を上げていく楽な登山でした。とは言っても頂上まで高低差は600mとなめてはいけませんが。
    • 途中から視界が開けて、燧ケ岳・尾瀬ヶ原方面から笠ヶ岳方面を一望した後、尾根を越えて谷川岳から続く越後山地の雲海が広がってきました。一部は「田代」(草原)になっており、まさに雲上の楽園の雰囲気。感動でした。
    • 小至仏山への登山の頃から、尾瀬ヶ原方面への障害が徐々になくなり、その姿が足元に広がってきました。遥か800m下の広大な湿原は、木道の白い線も鮮やかに、見晴・東電・温泉の各小屋も小さいながらもはっきり望め、更には尾瀬沼も。このあたりは尾根道になっており、反対側から登ってきた登山者とも時間が重なり、狭い登山道で行き違いを繰り返していたわけですが、その間も右に左に絶景、足元にはお花畑。全くもって飽きませんでした。
    • そしてピークが至仏山頂(2228m)。燧ケ岳よりは150mほど低いのですが、その景色は勝るとも劣らない大迫力。先ほどまでの展望に、越後・会津双駒ケ岳方面を加えて、文字通り360度の大展望に、ちょっと早い昼食を摂りながら見入っていました。昨年は至仏山は曇ってましたし、完璧にいい天気ではなかったので、本当に今日の運のよさが恐ろしいくらいでした。
    • 至仏山からは尾瀬ヶ原方面に直接下りる道を選択。急坂で上級者向けなのですが、下りだし大丈夫だろうとdikが判断しました。1/3は森林限界を超えており、尾瀬ヶ原方面に障害が全くないので、徐々に近づく尾瀬ヶ原を眺めながら、まわりは広大なお花畑。もっとゆっくり降りたかったですね。が、足回りはつるつる滑る石が多く(至仏山の特徴らしいです)、水の溜まっている箇所も多く、かなり体力を消耗しました。dikは結構気持ちよく降りて来れましたが、メンバがちょっと苦労したみたいで。スピードを落とせずかなり先行してしまって申し訳なかったです。
    • 山ノ鼻からは普段の道。コメントもありません(笑)。ただ、dikの40分弱に皆さん迫ったタイムを出して、次の時には抜かれるかな...って無理はしないでくださいね(笑)。目安は90分の道程ですから。
    • 鳩待峠からは再びタクシーで並木駐車場へ。行きもそうでしたが、帰りもテンション高すぎでしたね。で、dikは途中から黙りこくってしまいました...はい、車酔いしてました。登山中ペットボトル3本、ゼリー飲料を4本がぶ飲みもしたのですが、それでも脱水症状を起こしていたようです。燧ケ岳のときは沼尻でダウンしましたが、今回はクルマの中で発症してくれたのが不幸中の幸いでした。並木駐車場から花咲の湯まで症状はそのままでしたが、なんとか持ってくれました。代わりに足が吊ったりもしましたけど...。
    • 花咲の湯でカレーを食べてなんとか復活。あとは普通に戻って来れました。途中事故渋滞で本庄児玉ICから花園ICの間を一般道に逃げたりもしましたが、問題なしでしたね。

というわけで、信じられないくらいいいコンディションで、大きな怪我もなく戻ってこれたのが最高の思い出となりました。至仏山は鳩待峠から直接の往復であれば、道もそれほど大変ではなく展望もいいので、気軽に登ることも出来そうですね(とは言え2000mを超える山への登山なので、登山者カードは必要ですよ)。
これ以上の登山は難しいですが、那須茶臼岳や白馬八方、乗鞍に千畳敷カールとお勧めのポイントはいくつもありますので、また企画して行きましょう!燧ケ岳にも機会あればご案内しますよ。その際には山小屋に泊まりましょう。
しかし、こんなに晴れるとは思っていなかったので、日焼けが痛い...(泣)。あと普段は持ってきているバンドエイドも忘れてしまい申し訳なかったです。それに保険証も忘れてるし...大反省。