ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

田園都市線大遅延について

常々田園都市線の混雑はおかしいと言い続けているdikですが、この日の遅延の経緯は日頃恐れていたことが現実化してしまったと感じています。実際に該当の時間に田園都市線に乗って溝の口で降りている人間として、さらにこの日も遅刻という形で実害をこうむった一人として意見を言わせてもらいます。
実は該当の溝の口7時36分着の電車はおそらくdikが普段乗っている準急で、この日はたまたまバスの到着が遅れて一つ後の準急に乗っていました。いつもどおりたまプラーザで扉の前で動かないあざみ野以遠乗車の皆様を、たまプラーザ民が押してなんとか乗車し定刻発車、鷺沼では反対側から押されて超満員(鷺沼では積み残し多数発生)の状態の準急は、この日は梶が谷駅を通過したところで停車。前の人の肘が当たってお腹が苦しい中、こんなところで停まるとは珍しいなと思っていたら車内アナウンスがあり、「溝の口駅構内で車内トラブルがあり、しばらく停車します」とのこと。ああ喧嘩かなと思っていると数分後に無事動き出し、約4分遅れ(車掌さんアナウンスによると)で溝の口駅に到着しました。結果、いつも乗っている大井町線急行に乗れず、さらに大井町からの京浜東北線も遅れていたので、結果として会社到着が冬休み期間(=遅れがなかった幸せな日々)よりも20分近く遅れてしまったわけです。
ところが、昼に市ヶ谷のマクドナルドでYahoo!サイトを見ると、田園都市線40分遅れ。しかも原因はあの「車内トラブル」...タックルで喧嘩と書いてありました。あれ数分で片付いたんじゃないの?それが何で40分もの遅れにつながるの?と疑問だらけ。遅れていく様を目で見ていたわけではないので実態はわかりませんが、ネットで状況を確認した範囲では、この大遅延の原因は喧嘩ではなく「溝の口駅で数分でも遅れるとその10倍もの遅延を引き起こす混雑状況」だと考えます。
いつもdikが書いている通り、また上にも書いた通り、この時間帯のたまプラーザ〜溝の口の車内は壮絶で、dikの長い電車通学・通勤の経験の中でも最凶と感じます。特に鷺沼駅では、次に来る電車に乗れる保証もないので(大井町駅での京浜東北線は次はまず乗れますから無理せず待つわけで)、無理してもなんとか乗ろうと頑張ります。が、電車の内側は「これ以上乗るな」という集団心理もあり(実態として詰められる状況ではないですけど)、せめぎあう中でドアはゆっくりと、少しづつ諦める人を見送りながら閉まります。その状況で溝の口駅に到着すると、田園都市線の混雑緩和策に振り回されている相当数の乗客が(奥からもどんどんと)降りて向かいの大井町線を目指すという大移動をして、この先旧新玉川線で待っている乗客のためのスペースを空けてあげるわけです。
各所で田園都市線乗客が批判されているような気もしますが(田舎出身、民度が低いなどなど...)、該当の電車に乗っていただければこの状況はすぐにわかると思います。何千何万人の田園都市線利用者の中の一人か二人が騒がれていますが(でもたった数分の喧嘩ですけどね!)、現場の駅員・乗務員の方も含め、それ以外の方はこの無理な状況でも協力し合ってなんとか乗り切っているわけです。そのあたりを実態を知らないままコメントしている方同様、東急の上層部は全く理解していないように感じます。
田園都市線は各所で大規模集合住宅の計画が続行中で、さらに乗客が増えることは確実(リタイヤも相当数あるでしょうが、過去の予想よりは緩やかではないでしょうか)。なのに施策が「バスも利用可能」「朝早く出勤してほしい」と、根本的かつ実効性のある対策には一切手を付けない体たらく。dikが何度も主張している通り、ホームドアをつけたり渋谷を大改修しているお金と暇があったら、即刻大井町線をたまプラーザまで複々線化の上延長する計画を立ててもらえませんか(すぐ実現は無理でしょうから)。当面の対策としては、せめて梶が谷まではできませんか...溝の口駅ホーム混雑の解消にはつながると思いますけど。それも(トンネルが掘れないという理由で)だめなら上り線専用新溝の口駅(乗り換え専用)しかないでしょうか(苦笑)。