ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

新燃岳噴火

佐賀出張日帰りの翌日1/26から、今度は鹿児島〜宮崎の宿泊出張だったdik。が、鹿児島でお仕事を終わらせてみるとどうも雲行きがおかしい...というより桜島とは別の方向に噴煙が。この時、初めて新燃岳という言葉を(タクシーの運転手さんに)聞きました。
この日は鹿児島に宿泊ということで、夜のニュースを見て大変なことになっていることを把握。鹿児島空港への飛行機では反対側だったので噴煙がわからなかったのです...確かにもやってるなぁとは思いましたが。
で、悲劇は翌日...宮崎行きの特急が見事に運休(泣)。でもお仕事なので行かざるを得なく、他の交通手段ということで高速バス「はまゆう号」があるとのことで、わざわざ始発の天文館に移動して乗車(中央駅前だと混みそうだったので)。4列シートトイレなしという普通の観光バスは7割くらいの乗車率(つまり相席)で霧島に挑んでいきました。
で、霧島SAくらいまでは、噴煙を上げる霧島連山を囲うように移動。風の具合でここまでは降灰もなかったのですが、そこから高速不通区間都城市の状況は...まさに灰色の世界。高速が不通なのでひっきりなしに通る大型車両が巻きあげる灰で視界はほとんどなく、多少落ち着いても雪のように降り積もる砂の世界。空は不気味な感じで、自然の力を思い知った感じがしました。
さすがに宮崎市内の近付くと影響も少なくなってきて、綺麗な晴れとなっていたのですが...40分遅れで到着した宮崎市内でお仕事中に爆発(的噴火)があり、「ガタガタガタ」と震える窓におびえながら仕事を終わらせて空港へ。真っ暗になった西側の噴煙を眺めつつ、封鎖直前の宮崎空港からなんとか飛びたちました。ホントギリギリでした(一本後だと宮崎足止めでしたから)。
貴重な経験という表現は地元の方には大変失礼ですが...やっぱり災害というのは恐ろしいなと再認識した出張でした。