ほたすけと父のお出掛け日記

お出掛けが趣味の一家の記録です

北東北旅行〜白神山地→鶴の湯

2日目は、本来は前回の旅行の逆を行く感じで、この日の宿である乳頭温泉まで八幡平を経由していくつもりでした。が、天気が悪そうだったので、ここは頑張って憧れの白神山地を目指すことにしました。総走行距離300km(しかも8割は一般道)を超える大移動となりました。
行程。

9:30十和田湖発→滝ノ沢峠→弘前市内(素通り)→鯵ヶ沢(バイパスで迂回)
→12:00千畳敷→12:30道の駅ふかうら→13:00十二湖着、15:00発
→15:30日本キャニオン→18:30鶴の湯山の宿着(→22:00鶴の湯本館往復)

事件簿。

    • 十和田湖から弘前市内を経由して岩木山麓・鯵ヶ沢経由で五能線沿線へ。dikは鯵ヶ沢に泊まったことがあり、五能線も一回乗ってみたのですが、その向こうの海岸線は車で走ったことがありませんでした。鯵ヶ沢に泊まった際に暗門の滝方面から海へ抜けようとしたことがあったのですが、途中でダートコースになっていることに気付き、泣く泣く引き返した苦い思い出もあります...。その思い出の道を辿って、ようやく日本海へ。今回海岸ドライブが出来るとは思ってなかったこともあり、十和田湖から降り続いていた雨も止んで快適ドライブでした。
    • 途中の千畳敷でひと休憩、その先の道の駅ふかうらイカ焼き(美味しかった!)にて腹ごしらえし、そのまま一気に十二湖へ。
    • 十二湖は五能線の「リゾートしらかみ」で途中下車しても、バスでの往復が必須で行きにくい憧れの観光スポット。結果的に今回の旅の最大のハイライトとなりました。プリウスで細い道を行くと、あちらこちらにブナ林に囲まれた無数の池が現れました!巨大なものから小さなものまで、全てに雰囲気があって非常に良かったです。当初は地図がなくちと迷いつつあちらこちら散策しましたが、結果的には最後に見た最奥の青池が最高に綺麗でした。なにしろ色が本当のコバルトブルー!感動の一言です。ちなみに、十二湖という湖・池はありません。名前の由来は大崩という白神山地の上から展望できる湖・池が全体33個のうち12個見えるから、だそうです。
    • 十二湖散策の後、隣にあった日本キャニオンの展望所へ、500mを駆け上がるdik(笑)。が、到着した展望所は崩落のため立ち入り禁止。奥まで行かないと良く見えないので、非常に残念でした...。車で下からちらっと見上げてみましたが、名前に違わない迫力でした。まぁ本家にはとても敵いませんけど(笑)。
    • ここから長距離移動。15:30過ぎに出発して、18:30には宿泊先の鶴の湯山の宿に着かないとまずい状況で、180kmをなんとか3時間で爆走。やっぱり地方の国道は流れがスムーズです。あ、当然途中高速使ってますよ...片側一車線でしたが。
    • 乳頭温泉へのアプローチにて、またしても天気が悪化。霧&真っ暗の状態でちと慎重な運転が要求されました。ま慣れているからいいんですが。前回は道の最奥の蟹場温泉に宿泊しましたが、今回は途中で左に折れて行く鶴の湯温泉。そのグレードアップ版旅館である「山の宿」を数ヶ月前から予約してました。鶴の湯本館の手前1km、川縁に立てられた古民家風の宿は雰囲気があって非常に良かったです。見た目とは違って施設がしっかりしていましたし(防寒とか手入れとか非常に行き届いてました)。またなにより料理が美味しい!囲炉裏を囲んでの網焼き・芋の味噌煮込み・岩魚の塩焼きに山菜尽くし、堪能させていただきました!
    • 乳頭温泉で一番有名なのが鶴の湯の露天風呂。これは行かねばと食事後にプリウスを駆って向かうことにしました。山の宿までも道はかなり悪かったのですが(ちなみに蟹場へは快適に整備されています)、鶴の湯までは砂利に近い状態もあって全然飛ばせない道です。秘湯の雰囲気が出ていいんですけど。で、駐車して真っ暗の中をちょっと進むと、有名な本陣の脇を通って露天風呂が目の前に現れました!4つの源泉全てが性質が異なり、効能も違うという珍しい温泉で、しかし全て乳白色。木と石で出来た昔ながらの風呂ながらも、お湯そのものの素晴らしさは文句の付けようがありませんでした。これは人気が出て当たり前です...。

何より印象的だったのは、白神山地のブナ林と、それに映える青池の感動的なブルー。十二湖がこれだけ有名になった理由がよくわかりました。
あと、長距離移動の末に到着した鶴の湯も感動。蟹場温泉もなかなか良かったですが、やっぱり乳頭温泉といえば鶴の湯は外せませんね。